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今日だけは、貴方と
第2章 浴室での情事
男が手早く身体を洗い終えて浴槽に入る。向かい合わせで座る前に、男は浴槽の近くに置いていた小袋を手にして開けた。傾ければトロリと粘度を帯びた液体が掌に溜まる。近くで見れば薄く桃色に色付いた液体が、男の手によって女の乳房に塗り広げられていった。ローションのひやりとした感覚に堪えきれず、女が困った様に笑う。
ヌルヌルとした肌触りをもっと楽しめないかと思案した二人は、一般的な事から試す事にした。
浴槽の縁から壁際までに座れそうなスペースを見つけ、男が腰かける。浴槽内で向かい合って跪いた女のローションにまみれた手が、少し落ち着きを見せる男の性器に伸びた。
グチュグチュと聴覚に響く音と、先程までとは大きく異なる触覚のせいか男の顔が歪む。
「これ、ヤバい。すぐ出そう」