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オネエ様の城
第3章 冷や汗
大丈夫…布団さえめくられなければ…

逃げ切れる!

「おかえりー今日は帰り早かったんだねー

少ししんどくて寝てたの…」

「そうか。風呂入ろーっと。」

ふぅーなんとか逃れられたか…

「と見せかけて」

バサッ…

あっけなく布団は捲られてしまった。

血の気がサーッと引いていくのがわかる。

「なに?そんなに溜まってんの?」

涼真は自分で口を塞いで笑いを堪えている。

「いや、まぁー…それなりに。」
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