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愛しき俺の半身
第6章 幸せの頂点



「ここは?」


星桜が新しい俺達の家に少し戸惑った顔をする。


「星桜と俺の家だよ…。ここなら誰も来ない。もう星桜に怖い事をする奴は来ない。ここなら本当に俺と2人だけの生活が星桜と出来るんだ。」


星桜にそれを説明する。

オートロック付き、マンションの1階には受け付けとクロークが付いているから星桜が外部の人間と接触をする必要もない。

セキュリティも万全なところを親父が選んでくれた。

しかも、最上階の角部屋で、マンションの住民ですらほとんど顔を合わせる事がない。


「ここなら、星桜と2人だけで居られる。学校を出たら設計の仕事を俺は家でするから、星桜とずっと一緒に居られるんだ。」

「もう星耶と離れずに済むの?」

「そうだよ…。だから、星桜も頑張って退院出来るようにならなきゃ…。」


星桜が涙を流す。


「頑張るから…。星耶と頑張るから…。」


しばらく、星桜が泣き続けた。

それでも星桜が頑張ると気持ちを決める事が大切なんだと病院の先生が言っていた。

星桜は俺の為だけに生きている。

それを星桜に再認識させる為の一時帰宅だ。

泣きやんだ星桜をパジャマに着替えをさせる。

服を脱がせようとすると星桜が強ばって緊張する顔を俺に見せた。

男に自分の身体を見せる事に怯えている。


「俺は絶対に星桜を傷つけたりしないよ。」

「うん…。」


本当は今すぐにでも星桜をベッドに入れて星桜を感じたいと思った。

そんな気持ちとは裏腹に俺の身体は今の星桜に反応をしない。

俺は星桜だから…。

星桜は俺だから…。

星桜が欲しいと望まなければ俺の身体が反応をしないのだと改めて感じる。


「本当はダメだけど、今日はダラダラ飯にしような。」


俺の言葉に久しぶりに星桜が笑顔を見せた。



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