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再会 ∽∝∽初恋は実らず?∽∝∽
第6章 雨粒ちゃん
木田さんの料理は本当に美味しかった。
仕事が忙しくて食が疎かになっていただけで、料理が出来ない訳ではない。
もっと時間にゆとりをもって、自分を大事にして欲しい。
一緒に食事する楽しさ、料理の美味しさに、つい本音が出てしまった。
体調からして、入院レベルの酷さだったのは事実だが、良くなっても木田さんにいて欲しいと、引き留めるような言葉を掛けてしまった。
「片付けは僕がやりますから木田さんはゆっくりしててくださいね。」
照れる木田さんに自分も恥ずかしくなってしまい、片付けといってキッチンに逃げ込んだ。