この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
再会 ∽∝∽初恋は実らず?∽∝∽
第7章 退院
川に沿って吹く風が心地好く感じた。
ダブダブの服を着た木田さんに服をプレゼントしようと思った。
白い服が風にひらめいたら…
素敵だろうなと思ったが、それは霞と出会った日の服装だったと思いを打ち消した。
木田さんは木田さんだ、木田さんに霞を重ねるなんて失礼だ。
そして、先ほどのお見合い相手の女性、初対面とはいえ、木田さんも初対面みたいなものだが、
何を話せばいいのか、沈黙が苦痛で堪らなかったのに、木田さんといるのは苦痛ではない。
どこか安心させてくれる雰囲気を漂わせている。
「あの〜、
「この先で、
「あ、ああ、どうぞ木田さんお先に。」