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再会 ∽∝∽初恋は実らず?∽∝∽
第7章 退院

木田さんの服を一式揃え、試着室で着替えてもらう。
水色の涼しげなワンピースに包まれて、木田さんは恥ずかしそうに出てきた。
「やっぱり木田さんにはボーイッシュなものは似合わない。
とても似合ってますよ。」
木田さんは益々照れて俯いたが、手を取って歩き出す。
「次は食器を見ましょうか、ちぐはぐじゃ可笑しいですからね。」
「え、あの…」
「これからも都合の良いときは、うちにきて一緒に食事をしてください。」
「え、あっ…はい。」
「木田さんの手料理また食べさせてください。」
木田さんはずっと赤い顔をしていたけれど、
食器も一式、二人の好みで選んでいった。

