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再会 ∽∝∽初恋は実らず?∽∝∽
第3章 目覚め
更に、父から私が重度の喘息持ちで、そのために東京から出て今の場所に越して来たことも知らされた。
そして、それを彼にも話したということも…
父は、彼がここでの生活に浸り切ってしまわないように…
そして私達の想いは、案に実らないと歯止めをかける為に話したのだと言った。
それでも彼がここにくるなら、少しは可能性があると、父も諭しながら期待していたが、
『住む世界が違う』
距離も、格も、接点がなかったのだと諦めたそうだ。
彼には彼の人生がある。
ここは、いっときの羽休めに使った止まり木で、自分の世界に羽ばたいてしまったのだと、彼への想いを断ち切るように言われた。