この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
再会 ∽∝∽初恋は実らず?∽∝∽
第4章 絶対安静
篠宮さんは責めるでも強制するでもなく、実現したことのように暖かい眼差しで話しかけてくれる。
自信はなくても、そうかな、私でもやれそうかな、と勇気を貰えた。
本当に強い人は優しい人、本当の優しさを持つ人は、真に強い人。
篠宮さんはそんな強さと優しさを持っているような気がした。
「おっ、完食できましたね。少しソファーで寛いでてください。」
篠宮さんは、また肩を貸してくれて、私をソファーに誘導する。
申し訳ないと思うのだけど、彼はきっと病人なんだからと言うに違いない。
私は甘えさせてもらってソファーに腰掛けた。