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再会 ∽∝∽初恋は実らず?∽∝∽
第6章 雨粒ちゃん
「夕飯は鰈の煮付けにしようと思うんですが、いつも上手くいかなくてね。」
「自信はないですが一緒にやらせてください。」
こうして篠宮さんと一緒にキッチンに立つ。
仕事があることで自分の居場所があるように思う。
「切り込みは飾りだけじゃないんですね。」
篠宮さんに見られると緊張するけれど、それでも楽しかった。
「いただきます。今晩熱が上がらなければ点滴とはお別れできますからね。しっかり食べて下さい。」
「はい、いただきます。」