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アゲマン!
第10章 幸せの謎



サラダ、ポトフ、ガーリックトーストなどをチキンが焼けるまでにゆっくりと用意をする。


「やべぇ…。」


龍平が起き上がる。


「何が?」


料理を続けながら沙那が聞く。


「すげー美味そうな匂い…。腹が減った。」


辺りに漂う沙那の料理の匂いに龍平が寝ていられなくなったらしい。

素っ裸のままの龍平が床に落ちていたカーゴパンツを掴んで風呂に向かう。

本当にデリカシーのない男だと沙那はクスクスと笑ってしまう。

沙那が知る龍平は九州に行った3日間の時の龍平だけだ。

その間、龍平のこだわりはタバコと食事…。

だから、沙那は龍平の為に2人では食べきれないほどの料理を作ると決めていた。

クリスマスケーキなんか食べない龍平だから、肉料理にはしっかりとしたものを選んだ。

龍平が風呂から上がるまでにテーブルに料理を並べなければと沙那はパタパタと動き回る。

誰かと過ごすクリスマス…。

いつもは美春の家で行われるパーティーに出席するか、1人で過ごすクリスマスばかり…。

今夜は龍平が居る。

沙那にとって人生最高のクリスマスだからと沙那は張り切って料理を続けた。

テーブルに全ての料理を並べ、ソースを掛けたチキンを真ん中に置く。

ちゃんと焼けているかが不安になる。

テーブルの真ん中にあるチキンを沙那が睨み続けるとふわりと沙那の腰が抱かれる。


「チキンに惚れたか?」

「馬鹿言ってないで、ちゃんと服を着て…。」


龍平はカーゴパンツだけでまだ上半身裸のままだ。

沙那にキスをすると龍平が自分の荷物からシャツを出す。


「飲む?」


龍平が好みだと言ったハーパーを龍平に見せる。


「飲む…。」


龍平がニヤニヤとする。



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