この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
アゲマン!
第4章 答えが謎



「この程度だと、俺の望みはどのくらい叶うんだろうな…。」


そう言った龍平がパッと沙那の手首を離した。

何なの!?この人!?

沙那は怖くて逃げたい気分になった。


「自分の身は自分で守れるようにならなければ、お前はこれ以上の危険を味わう事になると思え。」


龍平はただ穏やかな笑顔を見せて沙那の頭をくしゃくしゃと撫でて来た。

今の段階では沙那にとって龍平が一番危険な男に感じる。

それでも、沙那は龍平を信用するべきなのかもしれないと心のどこかで思ってしまう。


「あの店を何の為に母さんは用意をしたの?」


今は龍平が知っている事を全て聞き出す必要がある。


「お前を巫女の家系だと知っている男でお前と釣り合う年代の男が集まる店だ。お前の母親はお前がその能力をどんな風に使うのかは自由だと言った。」


龍平は少し嫌な顔をして答える。

沙那が自分の能力を理解をした上で男達の願いを叶えさせて、その見返りを要求する生き方を選んだとしても、それは沙那の自由。

もしくは次々に現れる男の中で、普通に恋愛をしてこの男だと沙那が決めた男だけに能力を使うのも自由。

問題は迂闊に沙那がその能力をそこら辺の適当な男に使った場合の事を理奈は気にしたのだった。

沙那の能力を知ってしまい、その噂がそこら中の男に広まれば、沙那は間違いなくレイプのターゲットになってしまう。

酷い場合、沙那を監禁する輩も出ないとは限らない。


「だから、あの店には巫女に世話になった孫、つまりお前のばぁさんと一度は寝た事がある男の孫達が集まっているらしい。」


龍平はそれが気に入らないという態度を崩さない。


「おばあちゃん…?なら、母さんが選んだ男もあの店に来た人?」


理奈が選んだ男…。

それは多分、自分の父親だと沙那は思った。



/121ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ