この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
アゲマン!
第7章 また増えた謎



助けて…、龍平さん…。

ひたすら、龍平を求め続ける。

助けて…、母さん…。

理奈の謎の答えを求めた事に後悔をする。

知らなければ危険な能力。

だが知ればますます危険な能力。

こんな体質なんか欲しくなかった。

沙那は泣くしか出来ずに石壁の隅にうずくまり、一晩を明かす事になってしまった。





その頃の龍平は車から降り、車にもたれたままタバコを吸う。

龍平の足元にある舗装も満足にされていない道には吸い殻が10本以上も転がっている。


「8時間…。」


沙那と同じ腕時計を見て時間の確認をする。

龍平の車の後ろにもう一台の車がやって来て停まった。

ウニモグ…。

タダでさえ一般的に見かける事がない車が、この山奥の田舎の村に2台も並ぶとそれは異様な光景になる。

2台目のウニモグから降りて来た人物は男と女だ。

女の方は間違いなく美人だが日本人というよりも中国人のような雰囲気の美人だ。

少し細身で切れ長の瞳…。

長い漆黒の髪をキツく1つに束ね、龍平のようにミリタリージャケットにカーゴパンツという出で立ち。


「リン…、警察はどうだった?」


龍平がその中国系の女性に聞く。


「こんな地域じゃ、駐在っていうのしかいないから明日の朝になるわ。」


リンが龍平に答える。


「なら、ロブに人の出入りを見張らせろ。妙な奴が来た場合だけ強行突入をする。」


龍平が再びタバコに火を点す。


「Yes,boss.」


リンは龍平にそう返事をするともう1人の男に話しかけた。

会話は英語だ。

もう1人の男は龍平よりも一回り大きな黒人男性だ。

リンや龍平と同じようにミリタリージャケットにカーゴパンツという出で立ちの大男。




/121ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ