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アゲマン!
第10章 幸せの謎
「なら…、愛してるくらい言ったら?」
今なら不安のない沙那は気丈な沙那で可愛げなく強気になれる。
「んな、恥ずかしい事は絶対に言わねぇ…。」
龍平が沙那に黙れとキスをする。
沙那はリンから聞いている。
あの龍平が恐ろしくシャイで恋愛対象に好きだとか愛してるとかの甘い言葉は噛むから言いたくない人なんだと沙那は既に知ってて龍平を試し続ける。
「言ってくれないと不安になる。」
「だったら、俺の望みを叶えろ…。」
「望みは?」
「お前が欲しい…、だから…、これ以上は焦らすなよ。」
強引な手が沙那の着ていたセーターの中へと押し入って来る。
「まだ、朝だよ…。」
わざと呆れたように沙那が言う。
「ほとんど寝ないで来たんだよ…。お前が俺のもんだと確認をしないと寝てらんねぇよ。」
沙那の首筋にキスをしながら龍平が言う。
その手はいとも簡単に沙那のブラジャーのホックを外して沙那の胸を鷲掴みにする。
強引で荒々しく、沙那に絶対的安心感を与える男を何故これほどまでに愛しく求めてしまうのかという不思議な感覚の中で沙那は龍平に身を委ねる。
セーターが脱がされ、ブラジャーは剥ぎ取られ、龍平がTシャツを脱ぐ。
龍平の前に晒された豊満な胸に龍平が顔を埋めるようにして乳房を握り、跡が付くほどのキスをする。
じわじわと身体に広がる快感…。
胸の先の突起物が痛みを発して勃起する。
龍平に触られたいという欲求…。
龍平を感じたいという欲求…。
全てを表現するかのように沙那の身体が変化を見せる。
その変化をわかっている龍平は沙那を焦らすように乳首を避けて薄い色をした乳輪の円に舌を這わす。
「っんふ…。」
漏れる声を待ってたかのようにやっと舌先が乳首へと触れた。