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アゲマン!
第10章 幸せの謎
くすぐったいような焦れったいようなもどかしさの中で沙那が悶えたように身体をくねらせる。
「んはぁっ…。」
熱い吐息を沙那が漏らす。
龍平の指先が沙那の愛液で湿らされると小陰唇の頂点から突き出した陰核をゆっくりと撫で始めた。
ヌルヌルとした指先が陰核の亀頭をゆっくりと撫で、龍平の舌が沙那の膣口へと押し挿って来る。
「ああっ!龍平…。」
龍平を感じて龍平だけに敏感になる沙那の子宮に向けてキュンッと何かが押し寄せる。
膝立ちをしている膝が笑い出す。
ソファーの背もたれに必死にしがみつき崩れ落ちそうになる自分を気丈に堪える。
イカされる…。
沙那が下腹部に熱く登り詰める快感に身を委ねようとした瞬間、龍平の指先が陰核から離れ、舌が膣から抜けていた。
「龍平…?」
龍平がカーゴパンツを尻の下までずらすと沙那の髪を耳にかけてその耳にキスをする。
もう片方の手は沙那の乳首を焦らすように弄ぶ。
「俺が欲しいだろ?」
耳を舐めながらの囁き…。
ピタリと沙那の股間の割れ目に沿うように龍平のいきり勃つものが当てられる。
「信じられない!?」
そう叫び、首だけを龍平に向けた沙那の口がキスで塞がれる。
ゆっくりと腰を振り沙那の陰核に龍平の陰核がズルりと擦り付けられる。
「っくは…。」
背中を軽く沙那が逸らす。
「素直に欲しいって言えよ…。」
沙那の肩にキスを落とし乳首を弄り続ける龍平が言う。
イク寸前で止められた沙那の身体はもう充分な疼きを感じている。
「意地…悪っ!」
「欲しいだろ?」
「来てよ…。」
「ちゃんと俺の望みを叶えろよ…。」
「うぁ…、望みは?」
「お前が欲しくて堪らない…。」
沙那にキスをしたまま、沙那の身体の中へと圧迫する挿入感が襲った。