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secret
第25章 逢いたい

その場で蓮見を置いていくことができなかった俺。
車に乗るよう促したが一回断られた(笑)
でも周りの目が気になったのか・・・もう一回言うと・・・
車の方に歩き・・・乗り込んだ(笑)
でもー・・蓮見と話したいこといっぱいあるのに・・・(笑)
結城を待たせているッ!!
ヤバいな。
不味い。
「上地君この辺で働いてるの??」
蓮見はそう言って少し笑った。
相変わらず可愛い。
「あー・・普段銀座なんだけど今は横浜に臨時でいるッ!!・・・ってかー・・・淳と逢ってる?」
そうだ・・・(笑)アイツ今結城の件で謹慎中だった!!!
俺がそう言うと・・蓮見は黙って下を向いた。
うーーーー・・・ダメだ・・・。
結城を待たせてるのに・・・蓮見も放っておけない。
俺は携帯を出し・・・
「淳に逢いたくない?」
そう言うと・・・蓮見は下を向いたまま・・・首を横に振った。
・・・・・・。
アイツ何してんだよッ!!!
ったく・・・。
俺は車を端によせ、・・・淳に電話。
どうせ暇してんだろ?
早く出ろよ・・・。
『・・・あーー・・・何?・・・・』
寝てたのかッ?!
「何じゃねーよ!!今すぐ横浜こい!!!」
早く来いッ!!
俺が電話をしてると・・蓮見は不安げに俺の方を見て腕を掴んできた。
腕を掴んで・・・顔を横に振った・・・。
・・・・・。
『横浜?・・・可愛い女でもいんの?ってかお前温泉じゃなかったっけ?』
だーーーかーーらぁぁぁぁーーーーーッ!!!!
「お前が大好きな可愛い女がいるから早く来いッ!!!!いいか?お前が来ねーと俺が結城に殺されるんだよ!早く来いッ!!!」
そう言うと・・・電話の向こうでは慌てた様子で・・・
携帯を落としたのか何なのか・・・
バタバタッと聞こえ・・・
電話が切れた(笑)

