この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
secret
第28章 もう一つの真実

「・・・・あー・・・まぁ・・・」
・・・やばい・・そろそろ逃げないと・・・・。
「・・・なぁ、お前さ・・いつまでバレてないって思ってんの??」
はッッ???
私はサングラスを取って達也を見た・・。
「(笑)・・・盗みぎぎしやがって・・・」
ゲゲッ!!!気づかれてたしッッ!
「・・・だって・・そっちが勝手に・・話しだしたんでしょッ??」
「べっつにイイけどさー・・・(笑)・・・なぁ、昨日大丈夫だった??」
達也の顔を見ると・・・傷はなかった・・・。涼に・・殴られなかったのかな・・・。
「あ・・・」
今病院行った・・って言いづらい・・。
「何??何かあった?」
「・・・中に・・・傷・・出来た・・。」
「・・・・マジ??・・・」
「・・今病院の帰りなの・・・。」
「・・・・治療費出す・・幾ら??」
達也は財布を出した・・。
「いいっ・・!!そういうつもりじゃないし・・・。」
「・・・・痛いの?」
「痛くないけど・・・出血・・・」
「・・・・送る・・・」
「・・・いいよ・・近いし・・・」
「はっ??・・・送るって言ってんだろ?言う事聞けよっ!」
「・・・聞かないっ!!・・・帰る・・」
私は荷物を持って・・席を立った・・。
はぁー・・もう最悪・・何処まで俺様??
レジに向かい・・お会計に・・・
すると・・後ろからもう一枚伝票を置いてきて、
「会計一緒で・・!!」
達也が言ってきた・・。
「いいってば!!」
「うっせーな!!・・・一緒でっ・・」
達也は強引に一万円札を出した・・。
私はじっと睨んで・・・・・。
「御馳走様でした・・・」
そう言って先に店を出た・・・・・。

