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ものガたり
第1章 サイアクのハジマリ

重なる足音で気づいた。私を担いでる男の前にも、何人か歩いてる。
ていうか、ここどこ?
公園?植物園?すごくきれいに整備されてる。でも、50メートル先くらいに門のような物も見える。
「おかえりなさいませ」
男の進行方向の先から、誰かを迎える声が聞こえた。
男は何メートルか私を担いだまま歩いた後、私を肩から降ろして地面に立たせた。
改めて自分の状況を確認した。
上半身はガムテープでぐるぐる巻きに縛られている。腰から下は自由だけど、ここまで上半身を固定されてると上手く走って逃げられる気がしない。
ていうか、ここどこ?
公園?植物園?すごくきれいに整備されてる。でも、50メートル先くらいに門のような物も見える。
「おかえりなさいませ」
男の進行方向の先から、誰かを迎える声が聞こえた。
男は何メートルか私を担いだまま歩いた後、私を肩から降ろして地面に立たせた。
改めて自分の状況を確認した。
上半身はガムテープでぐるぐる巻きに縛られている。腰から下は自由だけど、ここまで上半身を固定されてると上手く走って逃げられる気がしない。

