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ものガたり
第1章 サイアクのハジマリ
すべてが景色のように目の前で流れているけど、私はきっと今すごく危険な状況だ。
誘拐、だよねこれ。
どうしよう。暴力を振るわれたりとか、乱暴もされるのかな。
もしかしたら、信じられないけど、身代金なんて事も。
まぁ、いくらなんでもそんな事にはならないよね。
私がいなくなったら、まず真っ先に優也が気づくし。きっとすぐに警察に連絡をしてくれる。
イケメンだし、お金も持ってるし、結婚相手としては満点。て、今はそんな場合じゃないか。