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年下の男の子
第3章 獲物選び
結論:可愛い
結果:ラブホへ連れ込み←イマココ
頭のいい人で、よかったー! なんて。
文面からしてそんな感じはしてたんだよね。したらやっぱり俺が意味ありげにするとぜーんぶその意味拾ってくれて。
だいたい最初に目が合って元々の垂れ目をさらにへにゃんとして笑われたとき、決めたよね。『ヤる!』って。
そして40代、いいわ。ちょっとコンプレ気味なのがいい感じ。夢香ちゃんとかゆー子が言ったとおり、甘やかしてあげたくなる。もちろんこの場合性的にだけど。
あと、既婚者だった。薬指に指輪の跡あった。滾るわハメ倒してぇ!
『電車あるし帰る! 二人の初体験邪魔したくないし』って消えてくれた女の子を並んで見送りながら、俺は後ろから回した手でUさんの会陰部をぐぐっと押してみた。途端、声にならない悲鳴とともにのけぞる背中。
ほんとに会陰からの前立腺押しで感じるのかただの気分なのかわかんないけどなんつー感度のよさ! こりゃ脳イキまでいけそうだな。いやむしろさせてあげるべきですな。
だからといってさすがにネコ初心者を便所で最後までどーこーしようとは思えず俺が一瞬ためらうと、Uさんはくるりと向き直って俺に触れるだけのキスをした。
「なぁ、移動しない?」
これだから男はいいわ。めんどくさい女とは違う。あーさっきの子はUさんが選ぶだけあってふつーにいい子だったけど。
そして言ったあと照れてる。きっとこれ、あれだよね。いままで攻めのみだった自分が犯されさちゃうんだぞ自分にそんな価値あんのかよってとこと、ヤるならさっさとヤろうぜ覚悟はついたってとこのせめぎ合いみたいなやつ。これだからノンケ喰いはやめらんない。
そんなわけで、俺は言葉にしないで態度で恥ずかしがるUさんの腰を抱いたまま、敢えて無駄に派手なラブホに連れ込んだのでした。