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妹の志保がスキモノの件
第8章 それから五年経って。
しばらくして、自分のレーサー(競技用自転車)を分解し袋に入れた荷物を持つトウゴが現れた。やはり初優勝したので出てくるのは遅かった。関係者に祝福されていたのだろう。
「よう!志保!」
また涙腺が崩れそうな志保とは反対にトウゴ本人はあっけらかんとしている。
志保は駆け寄り抱きついた。
「ぐすっ…ぐすっ…おめでとう…」
「なんでお前が泣くんだよ…」
ぶえ〜ん!大泣きになった。
横を通りすぎる選手仲間達が冷やかしながら通りすぎる。
「新山が女を泣かているぞ…」とか笑いながら言っている。
その度「いや…本当…違うんすよ…妹なんすよ…」と説明する。
「よう!志保!」
また涙腺が崩れそうな志保とは反対にトウゴ本人はあっけらかんとしている。
志保は駆け寄り抱きついた。
「ぐすっ…ぐすっ…おめでとう…」
「なんでお前が泣くんだよ…」
ぶえ〜ん!大泣きになった。
横を通りすぎる選手仲間達が冷やかしながら通りすぎる。
「新山が女を泣かているぞ…」とか笑いながら言っている。
その度「いや…本当…違うんすよ…妹なんすよ…」と説明する。