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妹の志保がスキモノの件
第3章 あの時
そういうトウゴも志保と同じく友達は少ない。
どう言う訳だか分からないが、昔からそうだった。
「あれは何年前だっけ?」




「……いい事!この人が新しいパパよ…あと新しいパパの子供の志保ちゃん仲良くなろうね」
と、突然に母親が再婚相手と連れ子を俺に会わせたのは小学二年くらいだったと思う。
志保は幼稚園だった。再婚相手の手にしがみつき何も話さない印象だった。
それから親二人は順調に夫婦生活を重ねていった。
一方俺と志保と言えば…今に思えば形だけの兄妹だったと思う。
母親に促され二人固まるが、俺と志保の間に会話は無かった。
二人とも側にいるけどトウゴは独りでゲームをし志保も独り本を読んでいる。
そんな感じだった。
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