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妹の志保がスキモノの件
第7章 ひとつに…
おとなしい琴音が発したとは思えない大声だ。
驚いたトウゴは掴んでいたツインテールを、志保は掴んでいた頬っぺたの皮を離した。
「ケンカしても仕方ないじゃない。なんか今までの事が崩れちゃいそうでイヤなの!」
トウゴがうまく言葉に出来なかった不安を琴音が代弁してくれた。
今まで抵抗無く寄り添っていたこの三人。
しかしこの一件で争ったら二度と三人の関係が戻らない気がした。
それぞれが独特なこだわりがあるから…
[ケンカする程、仲がよい]と言うがそのバランスの取り方が分からない。
だから踏み込めなかった。
「志保ちゃんとこんな事してゴメンナサイ…でもトウゴ君がこの事を知ったらみんなバラバラになりそうで怖かったの…だからトウゴ君には言えなかった。」
驚いたトウゴは掴んでいたツインテールを、志保は掴んでいた頬っぺたの皮を離した。
「ケンカしても仕方ないじゃない。なんか今までの事が崩れちゃいそうでイヤなの!」
トウゴがうまく言葉に出来なかった不安を琴音が代弁してくれた。
今まで抵抗無く寄り添っていたこの三人。
しかしこの一件で争ったら二度と三人の関係が戻らない気がした。
それぞれが独特なこだわりがあるから…
[ケンカする程、仲がよい]と言うがそのバランスの取り方が分からない。
だから踏み込めなかった。
「志保ちゃんとこんな事してゴメンナサイ…でもトウゴ君がこの事を知ったらみんなバラバラになりそうで怖かったの…だからトウゴ君には言えなかった。」