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夢…獏の喰わぬ夢
第8章 変化

奥さんからは、残った弁当から好きなものを選ぶよう勧められた。
食べ物を処分するのは忍びないのだと言う。

あと、実際働いてみてキツくないかと心配してくれた。

とりあえず、彼女の誕生日プレゼントの資金になるまでは頑張って続けようと思った。

その他の規則や取り決めなど細かい説明があった。

今まで僕のシフトの時間帯に人を使ったことがないのでかなり気を遣っているらしい。

僕は、今日も時間に行くと話して店を出た。

疲れているのか、彼女や夢のことなど気になることはあったが、あまり考えずにいた。

店の弁当は彼女と一緒にする食事と比べると、味気ないものだったが、
店主や奥さんが食べ物を粗末にしたくないという思いを知ると、
今まで買って食べていた時とは違うものだった。


彼女の睡眠の為の眠りの話を思い出し、軽く運動をして、風呂にゆっくり入って眠った。

瞬く間に目覚ましのベルで起こされた。夢は見なかったと思う。

まだ暗い中を店に向かう。

今日は奥さんが店に入っていた。

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