この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
夢…獏の喰わぬ夢
第5章 夢の中


「そうにしか見えないだろうね。」


彼女はもっとはっきりとした返事を求めていたのだろう。

その時はそんな細やかなところに気付かない僕だった。

公園で寝転がりながら、夢の話をした。

「貘っているんだろうか?」

それは彼女から訊かれたことだった。


「貘に食べてもらいたいくらい悪い夢をみたのね。」

「君は悪夢から逃げ出したいと思うことはないのか?。」

「まだまだ自由じゃないなぁ。夢を眠っている間に見るものと思っているでしょう。潜在意識が呼び覚ます記憶だという人もいるけど、」


彼女が言うには、

夢は忘れてしまった微かな記憶、忘れられない楽しい思い出や経験、訪れて欲しい未来、避けるべき未来、記憶と経験と希望を織り交ぜた意識の集合体だという。

そして、時間や空間を超え、能力や個々に縛られない可能性を秘めたパラダイスなのだと。


「まるで宇宙みたいだね。始まりの時から永遠まで永久に広がり続けている。」


/177ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ