この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
夢…獏の喰わぬ夢
第5章 夢の中


部屋について、
僕は、手持ち無沙汰で雑誌を見ていたが、
実は、文字など目に入っておらず、視線は彼女の後ろ姿を追いかけ回していた。

彼女の料理はとても美味しかった。温かいシチューを彼女と向かい合って食べる。


部屋には、一昨日彼女がメモを残した小さなサイドテーブルしかなく、彼女に椅子をすすめ自分はベッドに腰かけて食べた。
楽しいひとときだった。

彼女は食べている間も話し続けていた。


満腹になり一つの欲求がおさまると、必然的にもう一つの欲望が目を覚まし始める。

冷蔵庫にある使わなかった食材は、彼女が明日もここに居ることの証しだと確信していた。


食器を片付けている彼女の後ろ姿を追う僕の視線は、さっきとは違う落ち着きのなさになっていた。


切り出す言葉を探していたが、考えれば考えるほど頭は真っ白になった。


「さて、と…」

彼女が腰に手を当てて振り向いた、まるで主婦みたいだ。

/177ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ