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僕だけの母さん
第2章 恥態
次の日、僕は父さんの会社に電話をかけた。
そして加藤次長をお願いしますと電話に出た女性に伝えるとあっさりと加藤が電話に出た。
「はい、加藤ですが?」
「あ、あの、岡崎です。翔太です」
「・・ああ、翔太君か♪いきなり何だい?」
「あ、あの、加藤さんと会いたいんです」
「・・わかった!じゃ・・」
話はあっさり決まった。
やはり加藤は息子の僕からいきなり電話があってもさして驚いた様子もなかった。
悪びれもせず、まるで何事もなかったかのように平然と僕の会いたいという求めに応じたのだった。
次の日。
学校帰りに僕は加藤が指定したファミレスに向かっていた。
不安と恐怖で心臓がバクバクいってたが、こっちの方が被害者なんだから・・と自分を勇気づけて歩みを進めた。
約束のファミレスに着くと既に加藤が窓際の席に着いていた。
席の前で軽くペコリと頭を下げてから向かい側の席に座った。
「何がいい?」
メニューを見せながら加藤が聞いてきた。
「じゃ、アイスミルクを」
「アイスミルク!」
店員を呼んで加藤がアイスミルクを注文してくれた。
「今日はすみません」
一応、礼儀として時間を作ってくれた事に礼を言った。
「いいよ。それより話って何だい?」
加藤がニヤニヤしながらコーヒーを飲んだ。
「こ、この前の・・事で・・」
「アハハ、やっぱりな♪」
加藤は予想していたとばかりに笑った。
「どうしてあんな事になったかって?そこを聞きたいんだろ?お母さんは何か言ってたかい?」
「い、いえ、何も。僕も聞いてませんから」
「そっか、君のお母さんの名誉の為に言っておくが、あれはお母さんの意思ではないよ。どちらかというと俺が強引にお母さんを口説いたんだよ」
「・・」
「そうだ、君にこれをあげよう!刺激が強過ぎるかも知れないけど、きっと君の一生の宝物になる筈だよ」
そう言って加藤が僕にメモリースティックを差し出した。
「記念にと思ってあの日の事を録画しておいたんだよ♪」
そう言ってニヤリと笑う加藤が悪魔の微笑みを浮かべるのを僕は見逃さなかった。
そして加藤次長をお願いしますと電話に出た女性に伝えるとあっさりと加藤が電話に出た。
「はい、加藤ですが?」
「あ、あの、岡崎です。翔太です」
「・・ああ、翔太君か♪いきなり何だい?」
「あ、あの、加藤さんと会いたいんです」
「・・わかった!じゃ・・」
話はあっさり決まった。
やはり加藤は息子の僕からいきなり電話があってもさして驚いた様子もなかった。
悪びれもせず、まるで何事もなかったかのように平然と僕の会いたいという求めに応じたのだった。
次の日。
学校帰りに僕は加藤が指定したファミレスに向かっていた。
不安と恐怖で心臓がバクバクいってたが、こっちの方が被害者なんだから・・と自分を勇気づけて歩みを進めた。
約束のファミレスに着くと既に加藤が窓際の席に着いていた。
席の前で軽くペコリと頭を下げてから向かい側の席に座った。
「何がいい?」
メニューを見せながら加藤が聞いてきた。
「じゃ、アイスミルクを」
「アイスミルク!」
店員を呼んで加藤がアイスミルクを注文してくれた。
「今日はすみません」
一応、礼儀として時間を作ってくれた事に礼を言った。
「いいよ。それより話って何だい?」
加藤がニヤニヤしながらコーヒーを飲んだ。
「こ、この前の・・事で・・」
「アハハ、やっぱりな♪」
加藤は予想していたとばかりに笑った。
「どうしてあんな事になったかって?そこを聞きたいんだろ?お母さんは何か言ってたかい?」
「い、いえ、何も。僕も聞いてませんから」
「そっか、君のお母さんの名誉の為に言っておくが、あれはお母さんの意思ではないよ。どちらかというと俺が強引にお母さんを口説いたんだよ」
「・・」
「そうだ、君にこれをあげよう!刺激が強過ぎるかも知れないけど、きっと君の一生の宝物になる筈だよ」
そう言って加藤が僕にメモリースティックを差し出した。
「記念にと思ってあの日の事を録画しておいたんだよ♪」
そう言ってニヤリと笑う加藤が悪魔の微笑みを浮かべるのを僕は見逃さなかった。