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僕だけの母さん
第4章 欲望
目の前に母さんの顔があった。

母さんはクルクルと大きな目を回して僕の顔全体を観察しているようだった。

その愛くるしい美貌を母さんは父さんではない男に抱かれて快楽に歪めていたのだ。

母さんが許せなかった。

そして最愛の母さんを寝とった加藤はもっと許せなかった。

加藤に対して殺意さえ抱いた。

こんなに優しくて可愛い母さんを弄んだ加藤を僕は一生恨み続けるだろう。

「怖い顔をして・・どうしたの?」

僕の心を読んだかのように母さんが顔を傾げながら聞いてきた。

「え?いや、母さん・・綺麗だな♪って」

咄嗟にごまかした。

「ウフフ♪ありがとう♪そんな事言ってくれるの翔ちゃんだけよ♪」

母さんは嬉しそうに微笑んだ。

ついさっきまで夫以外の男に抱かれていたというのによくそんな顔ができるよな?

僕も微笑みを返しながら、心の中で母さんに毒を吐いたのだった。






隣で母さんの微かな寝息が聞こえていた。

母さんと布団の中で散々、イチャイチャした後、部屋の灯りを消して寝る事にしたのだが、なんせ母さんと一緒に寝るのは久しぶりだったから興奮して眠れなかったのだった。

そして、母さんが加藤に抱かれている姿を思い出して僕の股間は膨れ上がっていた。

僕は母さんが完全に寝ているのを確認して悪戯を試みる事にした。

とはいっても、膨れ上がっている僕自身を母さんの体に押し付ける事位だったが。

そんなこどもじみた悪戯でも、僕は激しく興奮していた。

母さんに触れている・・

そう思っただけで興奮してしまうのだ。

願わくば、さっきの失敗を取り戻したかった。

何としても母さんと一つになりたかった。

でも・・

やっぱり無理だ。

母さんに嫌われるのが怖かった。

僕は母さんにくっついたまま寝る事にした。







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