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柊屋敷の嫁御様(くすくす姫後日談・その5)
第13章 柊屋敷の嫁御様
「えっとー、どこでかは、忘れたけど…『へんたい』って、誰かが秘密にしたいような恥ずかしい事を、自分は別に恥ずかしくないと思って言っちゃって、引っ叩…びっくりされるような人のこと、でしょう?」
あってる?と首を傾げられ、サクナは明日にでもビスカスを締め上げようと思いました。
「変態の意味はともかく…俺が頼んでるなぁ、そういうのとは違ぇよ。こりゃあ、お前の為だ」
「え、私の為っ?」
自分で自分をイかせるのが何故自分の為なのか、とスグリ姫は疑問に思いました。
「お前、披露目の会が終わったらバンシルと二人であっちに戻るって事、憶えてるか?」
「あ!!」
スグリ姫は一瞬目を見開いて驚き、すぐにしゅんと萎れました。
「そうだったわね…忘れてたわ、毎日楽しくて…」
サクナは俯く姫の頭を、よしよしと撫でました。
「お前があっちに帰らなきゃならねぇ様に、俺もしばらくはここに居なきゃならねえ。ここでしかやれねぇ仕事があるからな…少なくとも、年越しが済むまでは」
「うん…」
「それでだ。お前を都で、一人寝させなきゃならなくなる」
「うん」
「前に離れてた後、聞いただろ。『自分でヤッたか』って」
「…うん」
「お前、ヤッてもイかなかったって言ったよな?今度は、それじゃ困んだよ」
「どうして?」
姫の問い掛けに答える前に、サクナは姫の頭に手を置いたまま、姫の顔から目を逸らしました。
「…お前の色気が、溜まりすぎる」
「へ?」
何を言われているのか全く飲み込めていない姫の様子に、サクナは舌打ちして溜め息を吐きました。
「気がついて無ぇかも知れねぇが、最近お前はヤりたい気分になってる時、すっげぇエロい事がある」
「えええええええええ!?」
姫はサクナの言葉が余りにも恥ずかしかったので、やっぱりサクナは「へんたい」なのかもしれないと震撼しました。
「やだっ…そんな事、有る訳無いでしょ?!そんなの、サクナの気のせいよっ!」
「有んだよ。なんならビ…バンシルにでも、聞いてみろ」
「バンシルに、そんな事聞けな」
「朝別れた後、自分で何もしなかったのか?」
「っ!?」
不意に近付いて来たサクナに言葉を遮るように耳元で囁かれ、姫はぞくりと震えました。
あってる?と首を傾げられ、サクナは明日にでもビスカスを締め上げようと思いました。
「変態の意味はともかく…俺が頼んでるなぁ、そういうのとは違ぇよ。こりゃあ、お前の為だ」
「え、私の為っ?」
自分で自分をイかせるのが何故自分の為なのか、とスグリ姫は疑問に思いました。
「お前、披露目の会が終わったらバンシルと二人であっちに戻るって事、憶えてるか?」
「あ!!」
スグリ姫は一瞬目を見開いて驚き、すぐにしゅんと萎れました。
「そうだったわね…忘れてたわ、毎日楽しくて…」
サクナは俯く姫の頭を、よしよしと撫でました。
「お前があっちに帰らなきゃならねぇ様に、俺もしばらくはここに居なきゃならねえ。ここでしかやれねぇ仕事があるからな…少なくとも、年越しが済むまでは」
「うん…」
「それでだ。お前を都で、一人寝させなきゃならなくなる」
「うん」
「前に離れてた後、聞いただろ。『自分でヤッたか』って」
「…うん」
「お前、ヤッてもイかなかったって言ったよな?今度は、それじゃ困んだよ」
「どうして?」
姫の問い掛けに答える前に、サクナは姫の頭に手を置いたまま、姫の顔から目を逸らしました。
「…お前の色気が、溜まりすぎる」
「へ?」
何を言われているのか全く飲み込めていない姫の様子に、サクナは舌打ちして溜め息を吐きました。
「気がついて無ぇかも知れねぇが、最近お前はヤりたい気分になってる時、すっげぇエロい事がある」
「えええええええええ!?」
姫はサクナの言葉が余りにも恥ずかしかったので、やっぱりサクナは「へんたい」なのかもしれないと震撼しました。
「やだっ…そんな事、有る訳無いでしょ?!そんなの、サクナの気のせいよっ!」
「有んだよ。なんならビ…バンシルにでも、聞いてみろ」
「バンシルに、そんな事聞けな」
「朝別れた後、自分で何もしなかったのか?」
「っ!?」
不意に近付いて来たサクナに言葉を遮るように耳元で囁かれ、姫はぞくりと震えました。