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イかせ屋…2
第5章 その男、強引につき…
昌さんがそんな私を力強く抱きしめる。
「ごめん…、我慢が出来なかった…。」
昌さんの切ない声がする。
何も答える事が出来なかった。
千年以上の歴史を失くせるか?
その質問だけがしばらく頭の中をグルグルと駆け巡る。
竹林がいつまでもザワザワと鳴いてた。
京都市内へと戻り、今夜はフレンチレストランで食事をする。
お店の人が昌さんにお久しぶりですと言ってたから昌さんが昔、京都に居た頃からの付き合いのお店なんだと思う。
妙に緊張をして昌さんと会話が出来ない。
昌さんはただ穏やかな笑顔で私を見てるだけ…。
「ホテルに帰りましょう。」
気分が落ち着かないので私からそう言った。
「あーっ!もう…許してっ…!」
そう叫びたくなる。
ホテルに戻るなり昌さんとシャワーを浴びようとすると昌さんがいきなり私を襲う。
それは、まさに襲われてる。
はしたなくバスタブのヘリに片足を乗せた私の後ろから私の胸を鷲掴みにする昌さん…。
開かれた股間には後ろから昌さんのものが挿入をされてクリトリスと尿道を同時に指先で刺激される。
こんな事は初めて…。
いや…、1度だけ知ってる。
酔って自分を見失ったまま私を抱いた時の昌さんのやり方に似てる。
今回はあっという間に私をイカせた昌さんが10分も経たずに私に繋がりを求めて来た。
「ダメだ…。」
呻くように昌さんが言う。
「あっあぁっ…!」
エコーがかかるバスルームでシャワーの音と私の凄い声が鳴り響く。
鷲掴みされてる胸に激痛が走る。
「いやぁ…!」
昌さんが身震いをする。
私の内腿に昌さんが出した精液が流れ落ちる。
こんなに早くイク人じゃないのに…。
そのまま昌さんは萎える事なく、この情事を更に続ける。
これほど乱暴で荒々しい昌さんは初めて…。
イかせ屋として私を抱いてないと感じる。
あくまでも曽我 昌として私を抱いてる。