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イかせ屋…2
第8章 その男、酔っ払いにつき…



こんな状態の昌さんをホテルに戻せばド田舎の小さなホテルで梓、梓と叫び回る事になる。

とにかくわかちゃんからミネラルウォーターのペットボトルを貰い昌さんからは逃げるようにして客室に向かう。

酔ってはいても私にはちゃんと仔犬みたいについて来る。

客室で昌さんの布団を用意した兄がニヤニヤとする。


「2度と昌さんにお酒は飲まさないで!」


兄の足を蹴飛ばしてやる。


「俺が飲ませたんじゃねぇよ…。」


相変わらずの自分は悪くないを主張する兄。

飲ませたのはお父さんでも煽ったのは兄だから共犯だという事を考えて欲しい。

文句を言おうとしたけれど


「梓…。」


と呟き私の背後霊になってる昌さんが着物の合わせた襟元から私の胸に向かって手を入れて来る。


「ごゆっくりっ!」


兄が慌てて客室から飛び出す。


「お兄ちゃんの馬鹿ーっ!」


叫ぶ私は布団に思いっきり押し倒される。


「昌さんっ!今はお水を飲んで落ち着こうよ!」

「要らねぇ…、欲しいのは梓だけだ。」


完全に俺様悪魔モードのスイッチが入ってる。


「わかってる!?ここは私の実家だよ!?」

「任せろ…、たっぷりと可愛がってやるから。」


全くわかってない…。

片手で軽く私の両手首を押さえ付けて来る。

もう片手であっさりと私の着物の帯を外す。

今は、こういう事に手慣れてるのが、ちょっとやだとか思っちゃう。


「昌さんっ!今夜はダメッ!」


口はキスで塞がれた。

長襦袢の上から胸を撫でて来る。

ああ…、始まってしまった。

もう、抵抗をするのは無理だと思う。

揉まれる胸が膨らみ乳首がそそり勃つ。


「ほら…、気持ちいいだろ?」


長襦袢の前も肌蹴られて乳房が露わになる。

もう感じてる私が昌さんに晒される。



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