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ビスカスくんの下ネタ日記(くすくす姫後日談サイドストーリー)
第16章 用法用量は大切です
●月●日


「おは……こんに……?」
「ご機嫌よう、お姉様、サクナ様」

 久々の日記だ。生活が充実し過ぎて忙しいと、日記も疎かになるなw

 リュリュと身も心も無事に結ばれ、あれやこれやが有った後、俺達は柊屋敷に泊めて貰った。
 他人様ん家で朝を迎えたのに離れ難くて、何度も帰れなくなりそうになった末、俺とリュリュは、ようやく部屋から外に出た。
 ……あ。リュリュってな、ローゼルお嬢様の事ですぜwww

 で、やっと主ご夫妻の居なさる部屋までやって来たんだが、もう朝でもねーし、昼でもねー。
 ご挨拶に迷っていたら、リュリュが迷いなく、ご機嫌よう、と口にした。
 ……なるほど。ご機嫌ようだね、ご機嫌よう。
 そういう風に言やぁ、時間が何時でも関係ねー、と。
 さすが、俺のリュリュ。綺麗な上に、賢ぇやねー。
 惚れ惚れと眺めていたら、魔お……サクナ様が、笑って仰った。

「もっと寝てても良かったんだぞ?久し振りだったんだしなあ」

 ……もしもし?サクナ様?
 言い方が、イヤらしいですよ?

「ええ。遠くに行かれてお疲れだったでしょうし、ロゼと久し振りに会って、お話もたくさん有ったでしょう?起きてらっしゃるまで起こさないでおこうって、思ってたのよ」

 同じ事を言っても、スグリ様に言われると和むねー。何の差だろうね……人徳かwww

「お心遣い、ありがとう御座いました。久し振りに、ゆっくり過ごせましたわ」
「良かったわねえ、ロゼ!」

 嫁二人が、きゃいきゃい話している。
 ……和む光景だ。スグリ様とすっかり仲良くなられたね。ほんとに、姉妹みてーだな。見た目はスグリ様が妹だけどなw

「もう少し居ても良いんだぞ?」

 和んでいたらサクナ様が呟いた。サクナ様も和んでんですね。分かりやす、美しい光景ですからね。
 ……でも。

「ありがとーごぜーやす。お気持ちだけ頂きやす」
「やっぱ帰んのか」
「へえ」

 当然でしょ。
 帰んでしょ。
 もしあんたが一月留守にして、余所ん家にスグリ様を迎えに来たんだったら、どーですかい?
 帰んでしょ、さっさと。なりてーでしょ、二人っきりに。ヤリてーでしょ、気兼ねなく。
 ……いや。
 サクナ様なら誰ん家だろーが気にしねーかもしれねーな。子種のドレスの主だからなwww

 ……と、そこまで考えて。
 俺は、ある事を思い出した。
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