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ビスカスくんの下ネタ日記(くすくす姫後日談サイドストーリー)
第16章 用法用量は大切です
「……お酒が無くても、また、くちゅくちゅしてくれる?」
…………………………?!
…………な ん だ そ れ ……!!
俺のリュリュあ賢い癖に、なんで時々クソ可愛らしいトンチキな事言い出すんだよ……!?
「……もっっっっちろんでさあっ……!!」
今度はぎゅっじゃなく、むぎゅっとリュリュを抱き締める。
こんなお願い断る理由が、どこに有んのか教えて下せえ……!!
「……俺に求めて下さる限り、くちゅくちゅだろうがぐちゅぐちゅだろうがぐちゃぐちゃだろうが、何度だってお好きなだけして差し上げますよ?」
「ばか……」
もう、この生き物を、何て言って良いんだか、分かりやせん。讃える言葉は、売り切れやした。あとは不言実行のお時間でさあ……
……とかなんとか思った俺の心に、ちっとだけ悪戯心が湧いて来た。
……言うだけ言ってみよう。
「……リュリュも俺のお願いを、一つだけ聞いてくれやすか?」
「ええ。何でも聞くわ」
…………え。
良いんですかい、そんな事言っちまって……!!
相手ぁ、俺ですよ?!
「小狡い猿」って言われる様な奴ですよ?
そんな俺の思う壺みてーな、理想的なお返事……何でも聞くって言った自分を、罵る羽目に陥っちまうかもしんねーですよ?
でも、まあ……そんなら。
今日ぁすげー良い思いが出来るだけじゃなくて、紐やボタンと格闘しねーで良くなるだろう。一石二鳥で、ありがてぇやなw
……ってことで、これからちっと忙しくなりやすんで。
この後の日記は、またの機会に書けたら書くって事にさせて頂きとう御座ぇやす……。
(「おかえり」という話の第二章にこっそり続いて、完)