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ビスカスくんの下ネタ日記(くすくす姫後日談サイドストーリー)
第6章 余計なお世話です
●月●日
「はい?」
茶会の日。
部屋に居たら、扉が叩かれた。
今日の茶会にゃあ、お嬢様も出席なさる。
つまり、お嬢様は今日は家にいらっしゃる。
そうすると必然的に、俺も家に居ることになる。
しかも、お嬢様と離れて、家に居ることになるんでさあね。
お嬢様に振り回されずに、部屋の片付けを出来る。
そんな日なんて、なかなか無いですからねー。
たまにはいいもんだな、こういうのも。
…と、しみじみ思っていたところに、扉を叩かれた。
誰だよ。誰も俺に用なんか無ぇだろうがよ…お嬢様の怒声の響かねえ静かな一時を邪魔すんな。
…と、思っていたら、
「邪魔するぞ」
「うわ」
出た。
何やら手に持ったサクナ様が、扉の向こうからぬっと出た。
今、邪魔するぞって言われたね、本当に邪魔だねw
「うわって何だよ」
「や、ちょっと驚いて…なんで居んですか」
ここはサクナ様のお屋敷じゃ無ぇんですぜ?
茶会に呼ばれたお姫さんはともかく、普通に考えたら、ここにゃあ居ねぇお人です。
「スグリに付いて来た」
「は?茶会は男子禁制ですぜ」
付いて来たって、何だ。
招待されてんのは、お姫さんだけでしょうが。
そう思って聞き返すと、いつもの不機嫌面に、ますます不機嫌が上乗せされた。
「だからお前んとこに来たんだろうが。茶会が終わるまで居させろ」
「えーと、本日は私奴は、お嬢様のお休みに伴いお休みを頂いておりましてですね」
「知ってる。知ってるから来てんだろ」
サクナ様はそう言うと、勝手に人の机に物を置き、椅子に座っ…人の話聞けよw
「この前、お前とローゼルも人んちに勝手に上がり込んだろうが。これで相子だ、相子」
「相子って言われましても…」
そこを突かれると、断り難い。が、ありゃあお嬢様の仕業ですぜ。俺は付いてっただけでさあね。なのに、この仕打ち。何とかならねーかと思っていたら、普段こんな事は無ぇ事に気が付いた。
「こんな狭っ苦しいとこじゃなく、タンム様んとこに行かれりゃあ宜しいじゃないですか」
…そう。
サクナ様が俺の部屋に来た事なんざ、数える程しか無え。
ちなみにその内の二回は洗濯屋への預かり物の受け渡しだが、そんなこたぁ今はどうでも良い。
タンム様んとこ行きゃあ良いじゃねぇですかね、よく連んでるんですから。
すると、これ以上なく不機嫌そうな顔に、むすっとした、拗ねた様な表情が加わった。
「はい?」
茶会の日。
部屋に居たら、扉が叩かれた。
今日の茶会にゃあ、お嬢様も出席なさる。
つまり、お嬢様は今日は家にいらっしゃる。
そうすると必然的に、俺も家に居ることになる。
しかも、お嬢様と離れて、家に居ることになるんでさあね。
お嬢様に振り回されずに、部屋の片付けを出来る。
そんな日なんて、なかなか無いですからねー。
たまにはいいもんだな、こういうのも。
…と、しみじみ思っていたところに、扉を叩かれた。
誰だよ。誰も俺に用なんか無ぇだろうがよ…お嬢様の怒声の響かねえ静かな一時を邪魔すんな。
…と、思っていたら、
「邪魔するぞ」
「うわ」
出た。
何やら手に持ったサクナ様が、扉の向こうからぬっと出た。
今、邪魔するぞって言われたね、本当に邪魔だねw
「うわって何だよ」
「や、ちょっと驚いて…なんで居んですか」
ここはサクナ様のお屋敷じゃ無ぇんですぜ?
茶会に呼ばれたお姫さんはともかく、普通に考えたら、ここにゃあ居ねぇお人です。
「スグリに付いて来た」
「は?茶会は男子禁制ですぜ」
付いて来たって、何だ。
招待されてんのは、お姫さんだけでしょうが。
そう思って聞き返すと、いつもの不機嫌面に、ますます不機嫌が上乗せされた。
「だからお前んとこに来たんだろうが。茶会が終わるまで居させろ」
「えーと、本日は私奴は、お嬢様のお休みに伴いお休みを頂いておりましてですね」
「知ってる。知ってるから来てんだろ」
サクナ様はそう言うと、勝手に人の机に物を置き、椅子に座っ…人の話聞けよw
「この前、お前とローゼルも人んちに勝手に上がり込んだろうが。これで相子だ、相子」
「相子って言われましても…」
そこを突かれると、断り難い。が、ありゃあお嬢様の仕業ですぜ。俺は付いてっただけでさあね。なのに、この仕打ち。何とかならねーかと思っていたら、普段こんな事は無ぇ事に気が付いた。
「こんな狭っ苦しいとこじゃなく、タンム様んとこに行かれりゃあ宜しいじゃないですか」
…そう。
サクナ様が俺の部屋に来た事なんざ、数える程しか無え。
ちなみにその内の二回は洗濯屋への預かり物の受け渡しだが、そんなこたぁ今はどうでも良い。
タンム様んとこ行きゃあ良いじゃねぇですかね、よく連んでるんですから。
すると、これ以上なく不機嫌そうな顔に、むすっとした、拗ねた様な表情が加わった。