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SSS
第2章 隠された想い
「ではこういうのはどうだ?
次は俺がこれを隠す。日暮れ前に見つけられたら、お前の勝ちだ」
それでもフェアとは程遠い勝負だが、綺梨は仕方なく頷く
「やってやろうじゃないの」
「フン、また姫らしくもない品のない返しだな」
麗夜はそう言うと、五分間表に行っているようにと指示を出した
「ケンも連れて行った方がいいかしらね」
その皮肉気な言葉も
「別にどっちでも構わん。俺相手には関係のないことだ」
と軽く返され少々不機嫌になりながら綺梨は裏庭を出て行った