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SSS
第7章 海の中のそのタダ中で
「でもそしたらクリストフが……」
「決まりだ。さっさと案内しろ」
これ以上リリアが何か言わないよう、レオンは無理やり話題を切り上げた
「お前のための寝台だ。私たち二人が寝ても余裕だろう?」
「はぁ? 何言ってるんだレオン」
クリストフは片眉を吊り上げて理解不能を示す
「お前は下に決まってるだろ」
「なっ…リリアは私のものだ! 私と寝るに決まっている!」
「お前だけ愉しもうなんて虫のいい話はねぇだろ。
なぁミゲル」
なぜこのタイミングで犬猿の仲に振るのか
殊レオンのことに関しては、度々意見が一致するのを知っているからだ
「ああ、許せないな」
とはいえミゲルは完全に面白半分なのだが。
「それほど堪え性のない男じゃないだろ、お前は」
レオンがどこまで“女断ち”出来るか
そんな賭けが始まりそうだった–––
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