この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
SSS
第7章 海の中のそのタダ中で
「冗談だろ……」
さすがにこの状況は予想していなかった
「やりたいならリリアのところに行け」
「お前らが禁じたんだろう……責任、取る よな?」
「いい加減にし……ングッ」
思わず漏れそうになった声にミゲルが唇を噛む
「ほぅ、耳が弱かったのか……」
穴に突っ込んだ舌を引っ込めニヤリと笑うレオンは、確かに妖艶だった
だがそんなものに絆されるミゲルではない
“なのになんだ……この感覚 は…”
レオンに首筋をなぞられると身体が勝手にピクピクと動く
男は男のイイトコロを知っているというが、果たしてそのせいだろうか
“違う……まさかこれは”
「……なるほど」
ミゲルが目を見開くと同時に、レオンも何かを察したらしい
「弱点をひた隠しにするいけ好かない野郎だと思っていたが……意外だな。
酒が入ると感度が良くなるのか」