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フェアリーキット。
第1章 第一日目 月曜日。
眩しい光の中から、七色の小さな光が生まれた。
両方の手のひらを開く。意思を持ったように七色の光が手のひらに舞い降りる。雪のようにふわふわと……。
「なんだかカワイイ」
手のひらでその光を包み込んで、目を近づけて指のすき間から覗き込む。小さい頃、お祖母ちゃん家で捕まえたホタルもこうして見たっけ……。
蓋の裏に一枚の便箋が入っていた。
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フェアリーキットをお買い上げありがとうございます。
妖精は生まれてから一週間ほど成長致しますが、唇にキスすることで強制的に妖精を消すことも出来ます。
あなたのお好きな名前を付けて上げて下さい。
個体に差はありますが、大きくなるものでしたら一五〇センチメートルほどに成長致します。
あなた愛情で大切に育て上げて下さい。
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両方の手のひらを開く。意思を持ったように七色の光が手のひらに舞い降りる。雪のようにふわふわと……。
「なんだかカワイイ」
手のひらでその光を包み込んで、目を近づけて指のすき間から覗き込む。小さい頃、お祖母ちゃん家で捕まえたホタルもこうして見たっけ……。
蓋の裏に一枚の便箋が入っていた。
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フェアリーキットをお買い上げありがとうございます。
妖精は生まれてから一週間ほど成長致しますが、唇にキスすることで強制的に妖精を消すことも出来ます。
あなたのお好きな名前を付けて上げて下さい。
個体に差はありますが、大きくなるものでしたら一五〇センチメートルほどに成長致します。
あなた愛情で大切に育て上げて下さい。
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