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フェアリーキット。
第1章 第一日目 月曜日。
小包を受け取る。送り状に『取り扱い注意』と『品名:キット』の文字。
――キット?
誰だろうと思いながら、テーブルの上に置いて、リビングのソファーで二度目の睡眠……。
:
:
カタ、カタ……。
カタ……。
小包が気になる。家の中は人の気配はない。
――月曜だし……。
カサカサ……。
ガサガサ……。
――やだ、もしかしてカブトムシ……?
昆虫は苦手だ。想像するだけで鳥肌が立つ。
――だけど、気になるよ。
恐るおそる小包を開ける。
と……。
フェアリーキット
それが白い木箱の蓋に焼印されていた。
――フェアリーって、妖精?
気になって、その蓋をそっと開くと白くて小さなニワトリの卵。静かにその殻にひびが入って、フラッシュライトのように眩しい光に包まれて、眩しくて目を背ける。
「きゃっ」
――キット?
誰だろうと思いながら、テーブルの上に置いて、リビングのソファーで二度目の睡眠……。
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カタ、カタ……。
カタ……。
小包が気になる。家の中は人の気配はない。
――月曜だし……。
カサカサ……。
ガサガサ……。
――やだ、もしかしてカブトムシ……?
昆虫は苦手だ。想像するだけで鳥肌が立つ。
――だけど、気になるよ。
恐るおそる小包を開ける。
と……。
フェアリーキット
それが白い木箱の蓋に焼印されていた。
――フェアリーって、妖精?
気になって、その蓋をそっと開くと白くて小さなニワトリの卵。静かにその殻にひびが入って、フラッシュライトのように眩しい光に包まれて、眩しくて目を背ける。
「きゃっ」