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変態センセイの愛人
第7章 教えて、センセイ

答えを求めるように北大路さんの方を向くと声を出さずにこくんと頷いてくれた。

それを見て安心した私はその文字を消してから、交換条件として聞きたかったことをゆっくりと打つ。


口に出すには怖い言葉でキーボードを打つ手にあまり力が入らない。


【彼女がいるか、結婚してるの?】

まだブラインドタッチが上手くできないからすぐには打てなかった。


この質問に関しては頷くか、首を横に振るか……


黙ったまま北大路さんを見ていると私の使っていたキーボードとマウスに触れて答えようとしてくれた。


キーボードの上に置かれた左手の薬指には今日も指輪がはめられている。


……どうか、それが女除けでありますように。

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