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変態センセイの愛人
第7章 教えて、センセイ
「両思いになれても北大路先生とは結婚できませんよ」
「え……」
「でも私は有村さんの禁断の恋を応援してますから」
耳元から離れてにっこりと笑った女の先生はとても余裕があるように見えた。
奥さんがいるんだからすぐに結婚できないことくらい分かっている。
それを一々言うなんて余計なお世話だ。
苛立ちながら名刺作りの続きをするけど、手順が書かれているプリントを見ても集中できなくて頭に入ってこなかった。
授業の後半になってハゲ親父から解放された北大路さんが私の席にやって来る。
「名刺はできましたか?そろそろ印刷してみましょう。……あれ、今回の課題は難しかったですかね」