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変態センセイの愛人
第7章 教えて、センセイ
「ええ……。難しかったわよ……」
何もなく普段どおりだったら北大路さんが見に来た今、名刺は印刷出来るくらいになっていたと思う。
「そうでしたか……。分からないところは教えますので続きをやりましょうか」
女の先生に色々言われて嫌な気持ちになっていたけど、傍で北大路さんの声を聞いていると安心できる。
同じ指輪をしている奥さんには悪いけど私もどうしても好き……。
結局、授業時間内に名刺を作ることができなかった。
他の受講生が帰る中、私はまだ教室に残って課題を進める。
もう少しで終わるから北大路さんも一緒に付き合ってくれた。
「オレの打った文字、見られちゃいましたね」
教室で二人っきりになった途端、北大路さんが授業以外のことを口にする。