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変態センセイの愛人
第7章 教えて、センセイ
ご褒美と優しい微笑みを向けられて諦めずに課題を作り終えて良かったと思えた。
嫌な出来事があったけどこれでチャラになってしまうくらい嬉しかった。
ガーッと音を立てながら私の作った名刺の印刷が終えた時、印刷物を取りに行こうとする北大路さんの左手を掴んで引き止める。
「ねえ、センセイ。その指輪を外して一緒に堕ちよう……?」
「え……」
「どんな恋愛になったっていい。私はもう覚悟ができてるから」
それは泥沼で溺れる覚悟。
久しぶりにしたこの恋をそう簡単に終わらせたくない。
指輪のことに触れてから苦虫を嚙み潰したような顔をしている北大路さんを不安になりながら見ていると私の手を払い除ける。