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変態センセイの愛人
第8章 指輪
胸がいっぱいになってぎゅっと抱きつくと、北大路さんも受け止めてくれるように私の背中に腕を回してくれた。
年下だけど、背伸びしている私よりも包容力がある。
「吹っ切れるのが遅くなってすみません。だけど、今この指輪を外さないといつまでも外せない気がしたので。
オレも有村さんを見習って勇気を出してみました」
「私の勇気なんてあなたの勇気に比べたら大したことないわ」
「そんなことないですよ。オレにきっかけもくれましたし。
……今度こそちゃんとした恋人として付き合っていきましょう。
でも、まだレッスンは終わらないので先生と生徒の禁断の関係は続きますがね」
「そうね。……センセイ、大好き」