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本の夢…
第8章 大人への1歩
翌日は少し大人びたワンピースで出掛ける。
電車に乗り終点の駅に行く。
駅を出たら空色の小さな車が私を待っている。
「18歳、おめでとう!」
車に乗った私の頬のキスから始まった。
今夜は素敵なレストランに先生が連れて行ってくれる約束…。
だから、お父さんに帰りは少し遅くなると許可を貰っている。
万が一、またお母さんと鉢合わせたらお父さんが私を助けてくれる。
でも…、その前に…。
先生といつも行くモーテルに車を走らせる。
私が欲しいと望んだ誕生日プレゼントをくれる為…。
「いつもよりも緊張する。」
先生の声が震えている。
カッコいい先生なのに…。
モテモテの先生なのに…。
最近になって知ったけれど、先生目当てで図書館通いをしている子が何人かいるらしい。
その事実に先生自身が気付いていない…。
カッコいいから、もっと大人の先生だと思っていたのは私の勘違い。
学生時代にモテモテの先生は女の子に振り回される恋愛しかして来なかったと教えてくれた。
「だから、夢には夢に合わせたゆっくりとした幸せな恋愛の経験をして欲しいんだ。」
学生という時間はあっという間に終わってしまうから。
その時間の1つ1つを大切にしなさいと先生が言う。
私は先生の為にその1つ1つ大切に出来る学生になった。
先生の車がモーテルの駐車場に入った。
モーテルの部屋に入ると先生が私のワンピースを脱がせてくれる。
下着だけになってベッドに入る。
先生もボクサーパンツだけでベッドに入って来る。
「後悔はしない?」
「絶対にしません。」
先生と最後の繋がりのレッスン…。
18歳の特別な誕生日だから…。
私は完全に先生のものになると決めた。