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恋愛成就のおまじない【短編】
第5章 おまじないの効果は?


 「な、何が?」


 「好きでもない奴とえっちするとか。俺悲しいな―」


 さほど悲しくなさげにむしろ愉しげに大河くんは言う。

 
 「じゃ、じゃああたしのこと好きなの?」


 「どうだろう?」
 

 期待を込めて質問したけどすぐにはぐらかされてしまう。


 「い、意地悪!!」


 「まあ…好きな子ほどいじめたくなるって言うしな。…あ、締まった。
 俺と付き合うなら毎日俺とえっち。付き合わないなら今までどおり毎日ここでオナ見せて。さあどうする?」


 確かに“好きな子”って言ったよね…??


 「毎日…大河くんと…えっち……ンッ!」


 唇を塞がれ抱き上げられたまま突き上げられる。


 「遙はエロいね。俺、毎日なんて身体持たねーよ…」


 大河くんが毎日って言ったのに!!

 抗議の言葉はあっけなく嬌声に飲み込まれてしまう。



 おまじないを始めて100日目。

 大好きな人と繋がって、あたしの恋は実った……はず。


 やっぱり効果絶大?




【恋愛成就のおまじない・完】

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