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島人物語
第1章 大晦日

私たちはそれぞれ部屋に入り・・・・。
涼はバルコニーにタバコを吸いに行った・・・。
私は淳に貰ったピアスをし・・・達也に貰ったネックレスをした・・・。
後は・・・送別品でもらった・・・お兄ちゃんからのカルティエのブレスレット・・・。
変じゃないかな・・・・。
鏡で確認し・・・
クラッチバックに財布と携帯・・・。
ハンカチ・・・
簡単なメイク道具・・・。
・・・・あ・・涼のタバコもうない・・・
「・・・涼ーー・・・・」
私はバルコニーに居る涼に声をかけた・・。
「んーー??」
相変わらずこっちを見ない・・・。
・・・・・・
「・・・ねぇー・・・変??」
私は無理やり顔を覗いた・・・。
「うっせーーなぁ・・・変なんて言ってねーだろっ?」
涼は私の手を払って言った。
ガーーーーン・・・・!!!!!
「・・・そんな怒んなくったってイイじゃんーー・・・」
「・・・・・怒ってないし・・・」
「ねぇー・・・いつまでそんな顔してるの???・・・」
「・・・・別に・・・怒ってねーし・・・そうじゃなくってーー・・・。」
「・・・・・」
チラッとこっちを見て・・・・
「そんな顔すんなってーー・・・もう少しすれば慣れるから・・・・」
・・・・・。
「・・・・メイクしない方が良かったかな???・・・」
「あーーー・・・だからぁ・・そういうんじゃないって・・・」
「んーー・・・・だってーー・・・。」
「・・・・はぁ・・・違うって・・」
涼はため息をしながら言った・・・。
「・・・涼の煙草ないから買ってくるー・・・」
「・・・・んーー・・・・」

