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島人物語  
第5章 女の存在




私はあらかじめ少し残した唐揚げと・・サラダとご飯をお盆に乗せ・・・携帯を持った・・。


一樹に・・・部屋にいるか・・ラインをすると・・・。



いるよと・・すぐ返信が来た・・・。



「結ちゃんこれ・・・・」



蒼ちゃんが片付けをしながら言った。



「・・・ん・・体が心配だから・・・(笑)ちょっとデリバリーしてくるよ・・・」



「・・・うん・・・(笑)」



リビングでは涼たちは優樹くんと遊んでいた・・・。



涼の方を見ると走ってきて・・・



「・・・一樹??・・・」


「・・・うん・・・(笑)ちゃんと食べてない気がするから・・・」


「はぁ・・・(笑)・・わかった・・何かあったら・・電話して??」


「・・うん・・・」


私は靴を履き・・・一樹の部屋へ・・・。



インターホンを鳴らすと・・・一樹が暗い部屋から出てきた・・・。



「・・・・ご飯・・・食べてないでしょ??(笑)」


「・・・・結城ちゃん・・・ごめん・・・」


「・・・いいのー・・・上がっていい??」


「あぁ・・・」



一樹は元気がない・・・。



部屋に入ると湿った空気・・・。



私はテーブルにお盆を起き・・・カーテンを開け・・窓を開けた・・・



「・・・海の音・・・聞こえるのに・・・(笑)」


私は振り返って言う・・・。



「・・・そうだね・・・(笑)」


ため息をつき・・ソファーに腰掛けた・・・。




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