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島人物語
第5章 女の存在

一つの小さなミーティングルームというところに案内され・・お茶が出された・・・。
「・・・優樹くんパパ・・・お元気ですか??」
瑞江先生から出たのは・・・一樹を気遣う言葉・・。
「・・・一樹・・・なにか・・・」
「・・・いえ・・最初の頃は・・毎日一番に迎えに来て・・・凄く元気だったし・・(笑)私・・スッゴク・・見てて安心するというか・・その光景見るの大好きだったんです・・・」
「・・・・・」
「でも最近は・・・元気もないし・・お迎えも一番最後・・全然笑わないから・・お病気かと・・・」
「・・・・」
ん????
なんだろう・・。
この感じ・・・。
きっと・・・涼も感じただろう・・・。
この先生に何かを・・・。
「・・・・・あ・・あーーー・・アイツ馬鹿だから(笑)・・・じゃなくってーーえっとぉ・・・今いろいろ忙しいみたいで・・頭回らないみたいでーー・・・えっとぉ・・・」
涼がシドロモドロ言い出した・・。
「・・・今、次のお仕事のことで、忙しいみたいなんです・・。彼は一人だから・・なるべく私たちも協力していきます・・ご心配をお掛けして・・・すいません・・。」
私が言うと瑞枝先生はビックリした顔で・・・。
「いやっ・・いいんです!!!具合悪いのかなーって・・・(笑)・・・・あの・・・結城さんは・・優樹くんパパの~・・・・。」
はっ!!!
違う違うッ!!(笑)
「・・・私はこの人と付き合ってて、一樹は友人です・・。部屋が隣りだし、東京では兄貴分だったから(笑)」
「あーーーー(笑)・・・・そうですかぁ(笑)」
・・・・分かりやすい・・・(笑)
「優樹・・・保育園でどうですか??(笑)」
涼は聞いた。
「・・・凄く優しくて・・・いい子ですよ??(笑)お友達もたくさん出来たし皆が優樹くんの周りに集まります・・・女の子にも凄く優しいし・・・本当にいい子・・(笑)」
瑞江先生は笑って言った。
まさか・・・。
この先生ッ・・・。

