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島人物語
第5章 女の存在

私と涼は保育園を出て車に向かっていた。
・・・・・・。
あの先生・・・。
多分・・・。
涼の顔を見ると・・・。
「あの先生一樹の事好きだよな???」
やっぱっ?!
「だよね・・・そう感じた(笑)」
一瞬お互い無言・・・。
「あのさー・・・・、お前美佳ちゃんから何も聞いてねーの?」
・・・・・・。
「美佳は・・・多分優樹君のお母さんになる自信がないんだと思う・・・」
涼と一緒に車に乗って・・・。
「でもさー・・・多分だけどーー・・・」
涼はタバコに火をつけ話し出す。
「一樹は多分・・・今一人で育児してさ、支えが欲しいんだと思うなー・・。」
だよね・・・。
多分そう・・・。
「美佳ちゃんはマジでもう一樹に未練ないのか??」
「・・・今夜・・・電話してみるよ・・・・。」
その日の夜・・・。
優樹君を涼がお風呂に入れてる間・・・。
私は美佳に電話を掛けた。
「・・・・・・・・」
『あっ!!もしもし~ッ???(笑)』
美佳・・・。
「あ・・、美佳さ今話してて平気???」
『なになに??(笑)沖縄いい感じ???』
・・・・・・・・。
「あーー・・うん(笑)凄く楽しいよ???」
『そっかーー(笑)私も早く行きたいなー・・仕事でになっちゃうけど~・・・』
「美佳さ・・今度仕事ってだけで来るの???」
私がそう言うと・・・美佳は黙ってしまった。
『なに???(笑)』
・・・・・・。
「あのさ、・・・美佳は一樹の事もうなんとも思ってないの???」
『なによー・・(笑)今更ーー・・』
今更じゃないよッ!!!
私はバルコニーに行き夜景を見ながら・・。
「美佳さ・・・もし一樹が他の人と付き合っても普通に祝福できるの??」
『・・・・・・・』

