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島人物語
第5章 女の存在

結城said
今思えば・・・。
私は美佳の気持ちを分かっていなかった。
電話を切って・・・
暫く一人でバルコニーから海を眺めていた。
美佳は・・・。
もういいって事なのかな。
一人でぼーっとしてると・・・・。
「結城ーーーーーっ!!!チビお願いッ!!!」
あっ!!
直ぐに浴室の方に行くと・・・優樹君がバスタオルに包まれて立っていた(笑)
「(笑)優樹君お帰りーーーっ!!」
ギュッと抱きしめ頭を拭くと・・・
「ねむーーい!!!」
(笑)(笑)
優樹君の体を拭き・・・
直ぐにベットに連れていく・・。
「結城ちゃーん・・・」
優樹君は私にピッタリくっついて顔を上げた。
「んー????」
「・・・・美佳ちゃんーーー・・・もう来ないのー???」
・・・・え・・・・・。
「ん??どうしたの???何で美佳???」
「さっき結城ちゃんー・・美佳って言ったでしょ~??」
・・・・。
電話の声聞こえちゃったのかな・・・。
「あー・・・美佳ちゃんね今お仕事忙しいんだって(笑)・・美佳ちゃん好き???」
「んーーー・・(笑)美佳ちゃんのハンバーグ苦かったーー・・(笑)」
(笑)(笑)
「焦げてた???(笑)」
優樹君はケタケタ笑って・・・。
「美佳ちゃん大好きだよー・・・(笑)」
・・・・・・。
美佳ちゃん・・・・。
大好きだよ・・・。

